1. インストール方法

動作要件

  • Windows 11 (64bit)
  • .NET 8.0 Desktop Runtime
  • RAM 8GB以上推奨
  • GPU(CUDA対応)があると高速化

インストール手順

  1. ダウンロードページから最新版をダウンロード
  2. ダウンロードしたZIPファイルを展開
  3. RocketWhisper.exe を実行
  4. 初回起動時、使用するWhisperモデルをダウンロード

モデルの選び方

モデル サイズ 精度 速度 おすすめ用途
small 466MB 速い 低スペックPC向け
medium 1.5GB 普通 5秒以内の音声におすすめ
large-v3-turbo 1.6GB 速い 5〜20秒の音声におすすめ
large-v3 2.9GB 最高 やや遅い 20秒以上の音声におすすめ

💡 選び方のポイント

  • 短い音声(5秒以内):medium がおすすめ
  • 中程度の音声(5〜20秒):large-v3-turbo がおすすめ
  • 長い音声(20秒以上):large-v3 が高精度

※ 大きなモデルは短い音声で繰り返しが発生することがあります。短い発話が中心の場合は medium をお試しください。

2. 基本的な使い方

マイク入力で音声認識

  1. RocketWhisperを起動
  2. 録音ボタン(マイクアイコン)をクリック
  3. マイクに向かって話す
  4. 停止ボタンをクリック
  5. 認識結果がテキストエリアに表示される

ファイルから音声認識

  1. ファイル選択ボタンをクリック
  2. 音声ファイル(WAV/MP3/FLAC/OGG/M4A/WMA)を選択
  3. 自動的に認識処理が開始
  4. 認識結果がテキストエリアに表示される

ドラッグ&ドロップ対応

音声ファイルをRocketWhisperのウィンドウにドラッグ&ドロップするだけで、すぐに認識を開始できます。

認識結果の利用

  • コピー: コピーボタンでクリップボードにコピー
  • 保存: 保存ボタンでテキストファイルとして保存
  • 自動コピー: 設定で有効にすると認識完了時に自動コピー
  • 自動貼り付け: 設定で有効にすると認識完了時に自動貼り付け

3. 設定

歯車アイコンをクリックして設定画面を開きます。8つのタブで詳細な設定が可能です。

モデル・言語タブ

  • モデル選択: 使用するWhisperモデルを選択
  • 言語: 認識言語(日本語/英語/中国語/韓国語/自動検出)
  • 句読点プロンプト: Whisperに句読点を含む認識結果を出力させる(推奨)

入力デバイスタブ

  • マイクデバイス: 使用するマイクを選択
  • 自動コピー: 認識完了時に自動でクリップボードにコピー
  • 自動貼り付け: 認識完了時に自動でアクティブウィンドウに貼り付け

ホットキータブ

  • 録音開始/停止ホットキー: どのアプリからでも録音を開始できるショートカット
  • 右Alt (押し続け): 右Altを押し続けて録音、離して停止するモード(ダブルタップで常時録音も可能)
  • キャンセルホットキー: 録音をキャンセルするキー(デフォルト: Escape)
  • AIコマンドホットキー: テキスト選択+音声指示でAI処理を実行するキー(デフォルト: Ctrl + Space)

専門用語タブ

  • カスタム用語登録: 認識精度を向上させるための用語を登録
  • トークン使用量: Whisperは最大224トークン相当の用語を受け付けます(日本語約100語)

テキスト処理タブ

  • 句読点自動挿入: 認識後に後処理で句読点を追加
  • 改行自動挿入: 長い文章を自動的に改行
  • 音声コマンド: 音声コマンド機能の有効/無効

誤認識修正タブ

  • 自動修正: 誤認識パターンを自動修正する機能の有効/無効
  • プリセットルール: AI・技術用語、数字・日付、一般的な誤り、フィラー削除をワンクリックで追加
  • カスタムルール: 独自の修正ルールを追加・編集(正規表現対応)

アプリ別処理タブ

  • 処理モード: アプリごとに異なるテキスト処理設定を適用
  • アプリマッピング: 特定のアプリに処理モードを割り当て

AI処理タブ

  • AIプロバイダ: OpenAI、Anthropic、Groq、Gemini、ローカルLLMから選択
  • モデル選択: 使用するAIモデルを選択
  • APIキー: 各プロバイダのAPIキーを入力
  • 接続テスト: 設定が正しいか確認

句読点プロンプトと句読点自動挿入の違い

機能 処理タイミング 仕組み
句読点プロンプト 認識中(Whisper内部) AIが文脈を理解して自然な位置に句読点を出力
句読点自動挿入 認識後(後処理) 「です」「ます」等の後に機械的に句点を挿入

まずは句読点プロンプトのみで試し、足りなければ句読点自動挿入も有効にすることをおすすめします。

ライセンスタブ

  • ライセンス種別: 無料版、個人ライセンス、ビジネスライセンス
  • ライセンスキー: ライセンスキーの入力と認証

4. グローバルホットキー

どのアプリケーションを使用中でも、設定したキーの組み合わせで即座に録音を開始できます。

設定方法

  1. 設定画面を開く
  2. 「ホットキー」タブを選択
  3. 入力欄をクリック
  4. 使用したいキーの組み合わせを押す(例: Ctrl + Shift + R
  5. 「有効」にチェックを入れる

使い方

  1. テキストエディタやブラウザなど、任意のアプリを開く
  2. 設定したホットキーを押す → 録音開始
  3. 話し終えたら再度ホットキーを押す → 録音停止
  4. 自動貼り付けが有効なら、認識結果が自動的に入力される

おすすめのホットキー

  • 右Alt (押し続け) - 押し続けで録音、離して停止(デフォルト・最もおすすめ)
  • Ctrl + Shift + R - Record(録音)のR(トグル式)
  • F9 - ファンクションキー(他と競合しにくい)

右Alt 押し続けモード(Push-to-Talk)

右Altキーを押し続けている間だけ録音し、離すと自動で停止する直感的な操作モードです。

基本操作

操作 動作
右Altを押し続ける → 離す 押している間だけ録音(Push-to-Talk)
右Altを素早く2回タップ 常時録音モードに切り替え(もう一度タップで停止)
右Alt押し中に他のキー 録音キャンセル(Alt+Tab等の通常操作はそのまま使用可能)

設定方法

  1. 設定画面を開く
  2. 「ホットキー」タブを選択
  3. 録音開始/停止ホットキーの「右Alt (押し続け)」ボタンをクリック
  4. 「有効」にチェックを入れて保存

従来のホットキーとの違い

モード 録音開始 録音停止
従来のホットキー 1回押す もう1回押す(トグル)
右Alt 押し続け 押し続ける 離す(自動停止)
右Alt ダブルタップ 素早く2回タップ もう1回タップ

💡 おすすめ

短い文章の入力には「押し続け」、長い文章には「ダブルタップ(常時録音)」がおすすめです。v1.0.5からデフォルトのホットキーは「右Alt (押し続け)」に設定されています。

録音キャンセル

録音中にEscapeキーを押すと、認識処理を行わずに録音をキャンセルできます。押し続けモード・常時録音モードのどちらでもキャンセル可能です。

  • デフォルトキー: Escape
  • カスタマイズ: 設定画面 → ホットキータブ → キャンセルホットキー
  • 有効/無効: チェックボックスで切り替え可能

5. バッチ処理

複数の音声ファイルや動画ファイルを一括で文字起こしできます。動画ファイルはFFmpegで音声を自動抽出して文字起こしします。

バッチ処理の手順

  1. メニューから「バッチ処理」を選択
  2. 処理したいファイルを追加(複数選択可)
  3. 出力形式を選択(テキスト/SRT/VTT)
  4. 「処理開始」をクリック
  5. 処理完了まで待機

対応フォーマット

  • 音声入力: WAV, MP3, FLAC, OGG, M4A, WMA
  • 動画入力: MP4, MKV, AVI, MOV, WebM, WMV, FLV
  • 出力: TXT(プレーンテキスト), SRT(字幕), VTT(Web字幕)

動画ファイルの文字起こしにはFFmpegが必要です。インストーラー版には同梱されています。

6. 認識履歴

過去の認識結果は自動的に保存され、いつでも参照・再利用できます。

履歴の確認

  1. 履歴ボタン(時計アイコン)をクリック
  2. 過去の認識結果一覧が表示される
  3. 項目をクリックして詳細を確認

履歴の操作

  • 検索: キーワードで過去の認識結果を検索
  • コピー: 選択した結果をクリップボードにコピー
  • 削除: 不要な履歴を削除
  • エクスポート: 履歴をファイルとして出力

履歴の保存場所

履歴データは %APPDATA%\RocketWhisper\history.json に保存されます。

7. テキスト処理(句読点・改行)

認識結果に句読点や改行を自動的に挿入する機能です。2つの方法があります。

句読点プロンプト(推奨)

Whisper AIに句読点を含む認識結果を出力させる機能です。

  • 仕組み: サンプル文をWhisperに渡すことで、句読点を含む出力を促す
  • メリット: AIが文脈を理解して自然な位置に句読点を付ける
  • 対応言語: 日本語、英語、中国語、韓国語

句読点自動挿入(後処理)

認識後にルールベースで句読点を追加する機能です。

  • 仕組み: 「です」「ます」などの文末パターンを検出して句点を挿入
  • メリット: Whisperが句読点を出力しなかった場合の補完に使える
  • 注意点: パターンマッチのため、文脈に依存しない機械的な処理

改行自動挿入

長い文章を適切な位置で改行します。

  • 接続詞(「しかし」「また」など)の前で改行
  • 100文字以上の長い文を句点で分割

おすすめの設定

  1. まず句読点プロンプトのみを有効にして試す
  2. 句読点が足りない場合は句読点自動挿入も有効にする
  3. 長文の場合は改行自動挿入も検討

8. 音声コマンド

音声で改行や削除などの操作ができます。

利用可能なコマンド

コマンド トリガーフレーズ 動作
改行 「改行」「かいぎょう」「エンター」 改行を挿入
段落 「段落」「だんらく」「新しい段落」 2回改行(段落区切り)
削除 「削除」「取り消し」「デリート」 直前の単語を削除

💡 句読点について

句読点(。、?!)は「句読点プロンプト」や「句読点自動挿入」機能で自動的に挿入されます。設定画面のテキスト処理タブで有効にしてください。

使い方のコツ

  • コマンドは文章の区切りではっきりと発声する
  • コマンド前後に少し間を置くと認識精度が向上
  • 設定画面で音声コマンドの有効/無効を切り替え可能

9. 専門用語登録

業界特有の用語や固有名詞を登録して、認識精度を向上させます。

登録方法

  1. 設定画面を開く
  2. 「専門用語」タブを選択
  3. 用語を入力して「追加」をクリック

登録容量について

Whisperが受け付ける専門用語の登録容量には上限があります(最大224文字相当)。

  • 日本語: 約100語程度
  • 英語: 約50語程度

登録容量は設定画面でリアルタイムに確認できます。上限を超えると古い用語が無視されるため、よく使う用語を優先的に登録してください。

この機能は完全無料です

専門用語登録はWhisperの初期プロンプト機能を使用しており、すべてローカルで処理されます。APIコストは一切かかりません。

10. 誤認識修正ルール

特定の誤認識パターンを自動的に修正するルールを設定できます。IMEの単語登録のように、認識された文字列を別の文字列に置換します。

ルールの追加方法

  1. 設定画面を開く
  2. 「誤認識修正」タブを選択
  3. 「誤認識パターンを自動修正する」にチェックを入れる
  4. 「修正ルールを編集...」ボタンをクリック
  5. 「検索パターン」と「置換文字列」を入力
  6. 「ルールを追加」をクリック

基本的な使い方(シンプル置換)

正規表現を使わずに、単純な文字列置換ができます。

検索パターン 置換文字列 説明
マイクロソフト Microsoft カタカナ認識を英語に修正
モジョソフト Mojosoft 会社名を正しい表記に
ウィスパー Whisper 製品名を正しい表記に

正規表現の使用(高度な置換)

「正規表現を使用」にチェックを入れると、高度なパターンマッチングが可能です。

検索パターン 置換文字列 説明
マイクロ\s*ソフト Microsoft スペースの有無に関係なく置換
ですね$ ですね。 文末の「ですね」の後に句点を追加

正規表現の記号説明:

  • \s* : 空白文字(スペース、タブなど)が0個以上あることを表します。「マイクロ\s*ソフト」は「マイクロソフト」「マイクロ ソフト」の両方にマッチします。
  • $ : 行の末尾を表します。「ですね$」は行末の「ですね」にのみマッチし、文中の「ですね」には反応しません。

内蔵ハルシネーション対策

RocketWhisperには73種類のWhisperハルシネーション対策が内蔵されています。「ご視聴ありがとうございました」などの不要なフレーズは自動的に削除されます。

💡 専門用語登録との違い

  • 専門用語登録: Whisperに「この単語が出るかも」とヒントを与え、認識精度を向上させる
  • 誤認識修正ルール: 認識結果を後から別の文字列に置換する

両方を組み合わせて使うと、より正確な認識結果が得られます。

11. アプリ別処理モード

使用するアプリケーションに応じて、異なるテキスト処理設定を自動的に適用できます。

処理モード一覧

処理モードは、句読点挿入・改行・音声コマンドなどの設定をまとめたプリセットです。

モード アイコン AI必須 説明
スマート 不要 句読点・改行を自動で整形(標準設定)
シンプル 📋 不要 認識したテキストをそのまま出力
ビジネス 💼 必須 敬語・丁寧な文体に自動変換
カジュアル 💬 必須 親しみやすい文体に変換
要約 📝 必須 テキストを簡潔に要約
翻訳(日→英) 🌐 必須 日本語を英語に翻訳
文法修正 ✔️ 必須 誤認識・文法を自動修正

💡 ヒント

「AI必須」のモードを使用するには、設定画面の「AI処理」タブでAIプロバイダを設定してください。

アプリへのモード割り当て

  1. 設定画面を開く
  2. 「アプリ別処理」タブを選択
  3. 「アプリを追加」をクリック
  4. 対象アプリを選択(実行中のアプリ一覧から選択または手動入力)
  5. 適用する処理モードを選択

活用例

  • メールソフト: 句読点・改行を自動挿入(スマートモード)
  • プログラミングエディタ: 整形なし(シンプルモード)
  • メモ帳: 箇条書き向けの設定(カスタムモード)

標準の処理モード

アプリが未登録の場合は「標準」モードが適用されます。標準モードの設定は「テキスト処理」タブで変更できます。

12. AI処理(LLM連携)

外部のAI(LLM)と連携して、認識結果を自動的にビジネス敬語やカジュアル文体に変換したり、要約・翻訳を行う機能です。ローカルLLM(LM Studio/Ollama)を使えば、オフライン環境でもAI処理が利用できます。

対応AIプロバイダ

プロバイダ モデル例 特徴
OpenAI gpt-4o, gpt-4o-mini 高精度、安定した品質
Anthropic Claude 4.5 Sonnet/Haiku 自然な日本語、長文対応
Groq LLaMA 3.3 70B, Mixtral 高速・無料枠あり
Google Gemini gemini-2.5-pro/flash 無料枠豊富、高品質
ローカルLLM LM Studio, Ollama オフライン動作、プライバシー保護

設定方法

  1. 設定画面を開く
  2. 「AI処理」タブを選択
  3. 使用するプロバイダを選択
  4. APIキーを入力(ローカルLLMの場合はベースURLのみ)
  5. 「接続テスト」で動作確認

AI処理モード

AI処理を設定すると、アプリ別処理で以下のモードが使用可能になります。

モード 説明
💼 ビジネス 敬語・丁寧な文体に自動変換
💬 カジュアル 親しみやすい文体に変換
📝 要約 テキストを簡潔に要約
🌐 翻訳 日本語から英語に翻訳
✔️ 文法修正 誤認識・文法を自動修正

ローカルLLMの設定例

LM StudioまたはOllamaを使用して、完全オフラインでAI処理を利用できます。

LM Studio の場合

LM Studio側の設定:

  1. LM Studioを起動
  2. 使用するモデルを選択
  3. ステータスバーの User / Power User / Developer から「Power User」もしくは「Developer」を選択
  4. Developerタブに移動(左側メニューの緑色の「Developer」アイコンをクリック)
  5. 画面上の「Status: Running」のトグルがオンになっていればサーバーは起動しています
  6. 「Running」であれば、API URL(例: http://localhost:1234)が表示されます
  7. サーバーを停止するには、トグルをクリックして「Stopped」にします

RocketWhisper側の設定:

項目 設定値
プロバイダ ローカルLLM
ベースURL http://127.0.0.1:1234
モデルID 空欄のままでOK(サーバーでロード中のモデルを自動使用)
APIキー 空欄のままでOK

Ollama の場合

Ollama側の設定:

  1. Ollamaをインストールして起動(バックグラウンドで自動的にAPIサーバーが起動します)
  2. 使用したいモデルをダウンロード: ollama pull gemma3
  3. ダウンロード済みモデルの確認: ollama list

RocketWhisper側の設定:

項目 設定値
プロバイダ ローカルLLM
ベースURL http://localhost:11434
モデルID ダウンロード済みのモデル名を入力(例: gemma3
APIキー 空欄のままでOK

💡 LM StudioとOllamaの違い

項目 LM Studio Ollama
デフォルトポート 1234 11434
モデルID 空欄でOK(ロード中のモデルを自動使用) 必須(ダウンロード済みモデル名を指定)
GUI あり(デスクトップアプリ) CLIベース(別途Open WebUI等で補完可能)

ローカルLLMのメリット

  • 完全オフライン: 音声認識もAI処理もインターネット接続不要
  • プライバシー保護: 音声データもテキストも外部に一切送信されません
  • 無料: APIコストがかかりません

※ /v1 パスは自動的に追加されます

💡 処理フロー

AI処理は、音声認識 → 句読点挿入 → 改行挿入 → AI処理 → 半角→全角変換 の順で処理されます。AI処理が失敗した場合は、元のテキストがそのまま使用されます。

13. AIコマンドモード

テキストを選択して専用ホットキーを押し、音声で指示するだけでAIが即座にテキストを処理する機能です。翻訳、要約、敬語変換など、自由な指示に対応します。

基本的な使い方

  1. 任意のアプリケーション(メモ帳、ブラウザ、Word等)でテキストを選択
  2. AIコマンドホットキー(デフォルト: Ctrl + Space)を押す
  3. ステータスが「音声指示を待機中...」に変わるので、音声で指示(例: 「日本語に翻訳して」「要約して」「敬語に直して」)
  4. もう一度AIコマンドホットキーを押して録音停止
  5. AIが処理を実行し、結果がRocketWhisperのテキストエリアに表示されます

使用例

選択テキスト 音声指示 結果
英語の文章 「日本語に翻訳して」 日本語に翻訳されたテキスト
長い議事録 「要約して」 簡潔な要約
カジュアルなメモ 「敬語に直して」 ビジネス文体のテキスト
プログラムのコード 「コメントを追加して」 コメント付きのコード

ホットキーの設定

  1. 設定画面を開く
  2. 「ホットキー」タブを選択
  3. 「AIコマンドホットキー」の入力欄をクリック
  4. 使用したいキーの組み合わせを押す(デフォルト: Ctrl + Space
  5. 「有効」にチェックを入れる

前提条件

AIコマンドモードを使用するには、設定画面の「AI処理」タブでAIプロバイダを設定する必要があります。ローカルLLM(LM Studio / Ollama)を使えば、完全オフライン・完全無料で利用できます。

💡 排他制御

通常の録音中はAIコマンドは無効になり、AIコマンド録音中は通常のホットキーは無効になります。誤操作を防ぐ安全設計です。

14. カスタム指示

よく使うAI処理(翻訳、敬語変換、要約など)を専用ホットキーに登録し、音声で話すだけで自動適用する機能です。AIコマンドモードと異なり、毎回「翻訳して」と指示する必要がなく、繰り返し作業を効率化できます。

セットアップ

  1. 設定画面の「AI処理」タブでAIプロバイダを設定(ローカルLLMでもクラウドAPIでも可)
  2. 設定画面の「ホットキー」タブで「カスタム指示」セクションを開く
  3. プリセット(英語に翻訳、ビジネス文体、要約、文法修正)から選択、または「追加」で新規作成
  4. 使用したいホットキーを割り当てる
  5. 「有効」にチェックを入れる

基本的な使い方

  1. 登録済みのカスタム指示ホットキーを押す
  2. マイクに向かって話す(日本語や英語など、任意の内容)
  3. もう一度同じホットキーを押して録音停止
  4. Whisperが音声を認識 → 登録済みのAI処理が自動適用 → 結果を出力

プリセット一覧

プリセット アイコン 動作内容
英語に翻訳 🌐 認識したテキストを英語に翻訳
ビジネス文体 💼 敬語・丁寧な文体に整形
要約 📝 テキストを簡潔に要約
文法修正 ✔️ 誤認識・文法の誤りを修正

カスタム指示の追加

  1. 設定画面の「ホットキー」タブ →「カスタム指示」セクション →「追加」ボタン
  2. 指示名(例: 「フランス語に翻訳」)を入力
  3. プロンプト(例: 「以下のテキストをフランス語に翻訳してください」)を入力
  4. 専用ホットキーを割り当て
  5. 「保存」で完了

最大20個まで登録できます。

💡 AIコマンドモードとの違い

AIコマンドモードは、テキストを選択して毎回声で指示を出す汎用ツールです。カスタム指示は、あらかじめ設定したプロンプトをホットキーに紐付けるため、音声指示が不要で繰り返し作業に最適です。

前提条件

カスタム指示を使用するには、設定画面の「AI処理」タブでAIプロバイダを設定する必要があります。ローカルLLM(LM Studio / Ollama)を使えば、完全オフライン・完全無料で利用できます。

💡 排他制御

通常の録音中やAIコマンド録音中はカスタム指示のホットキーは無効になります。誤操作を防ぐ安全設計です。

15. 録音中インジケーター

タスクトレイに格納した状態でホットキー録音を行うと、録音状態を視覚的に確認できるフローティングウィンドウが表示されます。

インジケーターの機能

  • リアルタイム波形表示: 16本のバーで音声レベルを視覚化
  • 処理モード表示: 現在適用中のモード(スマート、ビジネス等)をアイコンと名前で表示
  • フォーカス非奪取: 他のアプリの操作を妨げません
  • ドラッグ移動: 好きな位置に移動可能、位置は自動保存

デフォルト位置

初回は画面下部中央(タスクバーの上)に表示されます。ドラッグして移動すると、次回から同じ位置に表示されます。

インジケーターの表示条件

録音中インジケーターは、RocketWhisperがタスクトレイに格納されている状態でホットキー録音を行ったときのみ表示されます。メインウィンドウが表示されている場合は表示されません。

16. 音声ランチャー

特定のキーワードを認識したら、対応するアプリケーションを自動起動する機能です。「メモ帳」と話すだけでメモ帳が開くなど、声だけでアプリを操作できます。

設定方法

  1. 設定画面を開き、「音声ランチャー・検索」タブを選択
  2. 「音声ランチャーを有効にする」にチェック
  3. 「ランチャー設定を編集...」をクリック
  4. 「追加」ボタンでキーワードと実行ファイルを登録
  5. 設定画面で「保存」をクリック

登録項目

項目 説明
キーワード 起動トリガーとなる言葉 メモ帳、電卓、ブラウザ
実行ファイル 起動するアプリのパス C:\Windows\notepad.exe
パラメータ 起動時の引数(オプション) --new-window
説明 メモ(オプション) メモ帳を起動

マッチング仕様

  • 完全一致: 認識結果がキーワードと完全に一致した場合のみ起動
  • 句読点は無視: 末尾の「、」「。」「!」「?」は自動的に除去されます
  • 大文字小文字を区別しない: 英単語は大文字小文字を区別しません

登録のコツ

話す言葉をそのままキーワードとして登録してください。例えば「メモ帳を開いて」と話すなら、キーワードも「メモ帳を開いて」と登録します。短いキーワード(「メモ帳」など)の方が認識しやすくなります。

音声コマンドとの違い

音声コマンド(「改行」「段落」など)はテキスト編集用の機能で、音声ランチャーはアプリケーション起動用の機能です。両方を同時に有効にできますが、同じキーワードが登録されている場合は音声ランチャーが優先されます。

18. トレイアイコン

タスクトレイのアイコンでアプリケーションの状態を確認できます。

アイコンの状態

状態 アイコン 説明
待機中 🎤(青) 録音待機状態
録音中 🎤(青)+ 🔴(点滅) 右下に赤い丸が点滅
処理中 ⚙️(黄・回転) Whisperで音声認識中

トレイアイコンの操作

  • 左クリック: メインウィンドウを表示
  • 右クリック: コンテキストメニューを表示

19. トラブルシューティング

ネットワーク接続を確認してください。ファイアウォールやプロキシの設定が原因の場合があります。

  • インターネット接続を確認
  • ファイアウォールでRocketWhisperを許可
  • VPNを一時的に無効化
  • large-v3-turboモデルを使用(高精度・高速、デフォルト)
  • マイクを口に近づける
  • 周囲の騒音を減らす
  • 専門用語を登録する(※専門用語の認識精度をさらに向上させたい場合は、large-v3モデルの使用もご検討ください)
  • 設定でホットキーが「有効」になっているか確認
  • 他のアプリと競合していないか確認
  • 管理者権限で実行してみる
  • 設定で音声コマンドが「有効」になっているか確認
  • コマンドをはっきりと発声する
  • コマンドの前後に少し間を置く
  • .NET 8.0 Desktop Runtimeがインストールされているか確認
  • Windows 11 64bitであるか確認
  • アンチウイルスソフトにブロックされていないか確認

問題が解決しない場合

サポートページからお問い合わせください。